サッポロビール千葉ビール園

周辺との共創を目指した 開放感のあるビアレストラン

既設ビール工場内に「より開かれた工場」として計画したビアレストラン。海、既設工場施設、既存樹木等の周辺環境との共創を意図した。客席は海への眺望、親水性を生かす様に2階に海とリニアに配置し、富士山方向に対しては端部を曲線状とした。また、周囲との一体感、開放感を得るために全面ガラスで構成した。天井、屋根は浮遊感のあるヴォールト状とし、波、雲、風をイメージした。厨房、トイレなどは煉瓦タイル、コンクリートの直方体とし、客席部と対比させた。客動線となる階段、エントランスには工場との繋がりを直方体を分断削除し、ガラスの開口を設けた。設備計画は無煙ロースターおよびペリメーター部の床より熱負荷の効率の良い回収を行っている。また、南面の軒を低くすることによって熱負荷の軽減を図った。

竣工年
1997.7
所在地
千葉県船橋市
敷地面積
160,962㎡
延べ面積
976㎡
用途
レストラン
階数
2F
構造
S