「からくさホテル」の東京初進出となる「観光客向け宿泊特化型ホテル」である。敷地は銀座まで徒歩圏という好立地な場所性を活かし、街並みやイルミネーション等と共鳴し、更に調和することを目指して計画を行った。上部3層をプレミアムフロアとし、全ての客室が銀座への眺望を確保する配置とした。客室はルームプラン・カラースキーム・素材に拘り、外装にはガラスカーテンウォールを採用し開放感をもたらした。外観はからくさホテル共通のコードであるモノトーン色を内部機能に合わせて対比した構成と、都市の風景をモチーフにしたランダムな配置のサッシや垂直性を強調するマリオンを用いたデザインとした。また1階のエントランスは、銀座の夜のイルミネーションと共鳴するようなスリット照明を用いたデザインとし、エレベーター内のスリット照明と連動して、2階にあるフロント・ラウンジへとゲストを誘うデザインとした。