いすゞ自動車健康保険組合50周年記念事業の保養所の建替プロジェクト。保養に加え研修、健康増進機能を備えた施設が求められた。国立公園法等の形態規制、樹木伐採や排出土量を最小限に押さえる、などの諸条件を検討した結果、建物を管理棟、宿泊棟に分け渡り廊下で繋ぐ配置とした。管理棟にはエントランス、ラウンジ、食堂、大広間、大浴場、研修室、アスレチックルームを設け、宿泊棟には宿泊室の他に露天風呂を設けた。外装には周囲の木々に馴染むオリーブグリーンのタイルを採用した。施設運営は専門業者に委託されホテル並みのサービスが提供された。