カンデオホテルズ広島八丁堀

かつての京口御門の地に 新たな旅路へのゲートを創出

古くから広島市の中心街として発展してきた八丁堀において、ホテル・ブライダル・商業施設からなる複合施設の計画である。この地にはかつて京口御門と呼ばれた門構えがあり、京都に向かう旅の出発点となっていた。計画段階からすでにテナントが決まっており、約1000㎡の敷地に複数の要素を組み込む方策が検討された。ホテルのロビーとレストラン、展望露天風呂付きスカイスパなどのホテル共用部を13階、14階に設け、ブライダル施設のチャペルとバンケットホールは10階~12階に計画した。いずれも採光、眺望を積極的に取り入れることで施設の求心力を高めている。地盤レベルには飲食店舗を配し、容易なアクセスと賑わいの創出を生み出す配慮をしている。多様な用途・要素で成り立っている施設を、デザインキーの一つとして用いている「門」が、様々な旅立ちを見守っていく事を期待する。

竣工年
2017
所在地
広島県広島市
敷地面積
1,002㎡
延べ面積
8,856㎡
用途
宿泊施設・集会場
階数
B1F/14F
構造
S・SRC