1986年竣工のアークヒルズの新たな南の玄関口として計画された再々開発プロジェクトである。森ビル初の超高層ビルであった25森ビルと、隣接する21森ビルを同時に建て替えを行うことによって、駅直結且つ周辺開発との歩行者ネットワーク化の促進を図り、アークヒルズエリアのポテンシャルの向上を目指した。計画では時代に即したオフィスに相応しく、BCP対応をはじめ、最新のセキュリティと環境技術を備えると共に、歩行者ネットワーク軸を中心に店舗を配置するなど、足元の街に賑わいをもたらすレイアウトとした。また屋上には都心部のオフィスでは最大級となる屋上庭園「スカイパーク」を設けた。外観は隣接するアーク森ビルとの調和と、現代的なエッセンスの投入による魅力の向上を意図して、東西面を縦ルーバー形状とし、南北面はガラスとアークヒルズの玄関口をイメージしたゲート型として、人々をエリア内へ招き入れる役割をデザインした。