谷中保育所

「綾」の重なりを様々な外装で表現 季節の遊びを楽しむ園庭付き保育所

足立区谷中の北綾瀬駅近くに建つ園庭付きの保育所である。北綾瀬という呼び名に因み、コンセプトワードを「綾」として計画を行なった。綾とは綾織を指し、その縦糸と横糸の交差をイメージして、大屋根や庇、化粧フィン等に様々な陰影をつくり綾の重なりをデザインした。外壁の綾目に合わせて配置した窓は、2階にある3〜5歳児の保育室からも外の様子が感じられるよう、子どもの目線を前提に設置高さとサイズを設定した。室内は優しさと清潔感があり、飽きの来ない白と明るいナチュラルカラーの木を基調とし、カラーセラピーの考えを取り入れた元気の素となる色彩を、窓の付け枠や屋外階段の手摺子などにアクセントとして用いた。また園庭として利用する外構には、子供たちが季節を感じる植栽に囲まれて遊ぶことの出来る広場を計画した。

竣工年
2020.3
所在地
東京都足立区
敷地面積
621㎡
延べ面積
501㎡
用途
保育所
階数
2F
構造
S