横浜市旧南区総合庁舎跡地の開発計画における、ライフサポートコンプレックスのデザイン監修プロジェクトである。「トータルライフサポートステーション」と位置付けられた施設は、多目的スタジオやオープンテラスをはじめ、学習教室、医療・福祉施設、スーパーマーケット、スポーツジムなど、子育て世代からシニア世代までの幅広い年齢層の生活を支えるための多彩な施設で構成される。色とりどりの広告サインを「プレート(お皿)に盛ったコース料理」に見立て、華やかで賑わいのある空間をデザインした。外観も同様に、直線のフロアラインをプレート(面)として積み上げた立体的な構成とした。2階から上の店舗へのアクセスは、1階のスーパーマーケットの入り口とは分離し、認識し易いゲートを独立して設けた。世代を超えて人々の生活を支える施設として、デザイン性と使い易さ・分かり易さを追求し、人々の繋がりを育み、愛される施設を実現した。