東京メトロ 中野坂上駅

自然の力が地上と地下を心地よく繋ぐ 「Natural・Oasis・Gate」

青梅街道に面した間口11m奥行60mの特異な敷地に、東京メトロ丸ノ内線中野坂上駅の新しい出入り口を作るプロジェクトである。狭い間口と深い地下という難しい条件の中、地下鉄利用者に向けて地面下15mの深さにある広間と、そこへのアプローチをいかに快適な空間として提供出来るかが最大のテーマであった。風・光・緑などの自然の要素を螺旋状に地下へと導き、それを効果的に演出する素材によって地下深くまで光が射し、風が流れ、地上の緑を感じる「東京の街を繋ぎ、心を豊かにする」快適な地下空間を実現した。地上部には、乗務員施設として食堂や休息室を配置し、最上階の講習室は屋上庭園の緑を享受出来る計画とした。ファサードデザインは駅出入口としての認識のし易さに配慮して、街に開いたゲートに見立てたデザインとした。

竣工年
2012.8
所在地
東京都中野区本町
敷地面積
630㎡
延べ面積
2651㎡
用途
駅舎
階数
B3F/7F
構造
RC・SRC