松門寺 衆寮

ミニマルを追求した修行空間

開創500年を超える曹洞宗の寺院の境内の一角に建つ衆寮の新築計画である。衆寮とは禅寺で修行僧が寝泊まりする建物のことである。居室は「起きて半畳、寝て一畳」といわれるように、「単」と呼ばれる一人あたりたたみ1畳分のスペースが割り当てられ、ここで坐禅や食事、寝起きし、最大4人がこの場所で修行を共にする。建物は桧や漆喰などの天然素材で構成し、無駄を排したミニマルでシンプルなデザインとし、修行の場にふさわしい空間とした。

竣工年
2021.9
所在地
東京都八王子市
敷地面積
367㎡
延べ面積
59㎡
用途
衆寮
階数
1F
構造
W