区域面積約2.7haの計画地に、超高層オフィス棟・住宅棟・スウェーデン大使館・テレビ東京本社ビルの4棟からなる、一団地認定と総合設計制度の許可を取得した複合開発である。敷地の南側に設けられた広幅員の貫通通路は「城山緑道」として神谷町駅から六本木1丁目駅をつなぐ緑豊かな歩行者ネットワークを形成している。城山通りから尾根道をつなぐ快適な歩行者空間や、円形の階段を中心とした広場及びプレイロットは、地域のアメニティ-の向上に寄与する公開空地としてデザインした。また公開空地などの公共空間整備のほかに、地域熱供給施設を設けるなど、地域の防災性の向上に加えて都市環境の向上にも貢献する施設として計画を行なった。