六本木六丁目交差点の南側に位置する区域面積約11haの再開発事業である。環状3号線と六本木通りを平面接続する連結側道を整備し広域交通網の向上を図った。連結側道の上部には広場状の歩行者デッキを設け、日比谷線六本木駅と直通エスカレータで結ばれ駅利用者の利便性を向上させるとともに、六本木六丁目交差点での歩車分離を実現し、六本木から西麻布へ続く街並みの連続性を確保している。“文化都心”をコンセプトとして、オフィス・住宅・商業施設・文化施設・ホテル・シネマコンプレックス・放送センターなど「住む、働く、遊ぶ、憩う、学ぶ、創る」といった多様な機能が複合した街で、世界から人が集まり、異文化間の交流の中から、新しい文化や情報が発信される拠点となっている。森ビルの掲げる「ヴァーティカル・ガーデンシティ」の考えを基礎とするコンパクトシティを、六本木ヒルズにおいて具現化した。