リバーハープタワー南千住

ウォーターフロント都心近接街区整備 住民を迎え入れるゲート状高層住宅

南千住駅東口は操車場跡地として残されていたが、つくばエクスプレス開通とあわせてウォーターフロントを生かした都心近接の街として整備された。住宅・都市整備公団(現在のUR都市機構)により複数の街区で一体的な整備が計画され、当社は超高層を含む住宅群による配置設計と公団の超高層棟と中層棟(南棟・北棟)の設計を担当した。公団超高層棟では階高をあげて1.5層とし、中層棟では自由に使える深くて広いバルコニーを導入、家具による間仕切りを想定したスケルトン・インフィル住戸を設定するなど、実験的な試みをしている。プロジェクトの名称「リバーハープ」隅田川の湾曲部が楽器のハープに似ていることから名付けられた。一万を超える敷地の一体開発で、都営住宅を含む3棟の超高層住宅は人工地盤で結ばれている。南棟と北棟は街の入り口にあたる場所に配置し、シンメトリーのゲート状高層住宅建物として、住民を優しく迎え入れる。

竣工年
2000.4
所在地
東京都荒川区
敷地面積
11,000㎡
延べ面積
43,000㎡
用途
共同住宅
階数
39F
構造
RC