事業主の「緑豊かな環境と温かなコニュニティの創出」という思いを受け、その理念を体現すべく、開放的で自然と調和した住環境づくりを進めた。外観は、通りに面する住棟の妻面を石目調の装飾仕上げとし、新たに隆起してできた丘をイメージさせるアースカラーを基調にした重厚なデザインとした。敷地北側には、地域に開放される自由利用空地を活用した緑道を設置。豊かなアプローチ空間を創出し、住まう人々と地域に調和する景観を形成した。敷地中央の共用棟に面するセンターフォレストも地域に開放する空地となっており、居住者だけでなく周辺住民の方々にも豊かな緑を享受できるようにした。共用棟には、周辺住民との交流や各種イベントに対応できる大開口サッシを採用し、屋内外を一体的に利用できる空間を実現。開かれた住環境を提供することで、新たなコミュニティの創出を目指した。