東京メトロ丸ノ内線中野富士見町駅から徒歩6分に位置する計画地に、ワンランク上の仕様・設備を有する新たなブランド「メトロステージPLUS」初の新築計画である。「東京に新しいステージを設けた人達に寄り添う住宅」をブランドコンセプトとする住まいの実現に向けて、このステージから新たな一歩を刻む場への想いを込めた「ステップ」というキーワードの下、人々が交わる場所、分岐点になる場所を段状のボリュームでデザインを構成した。また外観の色彩は弥生町で土器が出土したことに因んでアースカラーを基調とし、各種要素は鉄道レールをモチーフに、その素材感を元に耐候性鋼板等の材料選定や、レールの形状を活かして館名サインや階段をデザインした。かつて研修施設として地域に根差していた建物が集合住宅に形を変え、これからも永きにわたり地域と共にあることで、街の活性化や入居者にとっての豊かな暮らしの場となることを期待している。