日本一の長さを誇るアーケードを持つ高松中央商店街は、8つの商店街から構成されており、その内の一つである高松丸亀町商店街を、北からA~Gの7つの街区に分けて開発がなされた。本計画は丸亀町商店街の最南端のG街区を市街地再開発事業にて進めたものである。再開発は、約60店舗の商業施設とホテル(175室)、住宅(96戸)、広場、駐車場、駐輪場等を集積させた複合施設として計画した。G街区は国道からの商店街の入口に当たるため、アーケードの高さを従来の倍程度に高くした圧倒的な空間とし、さらに地区中央の商店街の中には、光が降り注ぐ大規模(幅約40m、奥行約25m、高さ約20m)な都市型広場を設け、賑わいや安らぎ、交流が生まれる新たな商店街の中心的空間を創出した。