公民パートナー方式(PPP手法)による、ひばりが丘団地再生事業。昭和34年に竣工した住宅戸数2714戸の大規模団地の再生である。敷地は、東京都西東京市と東久留米市の両市にまたがる緑豊かな武蔵野にある。 再生事業は、まちづくりコンセプトを「ひばりが丘 ~緑と暮らすつながりのまち~」としている。また、デザインキーワードを「Relation」として、文化や緑を受け継ぎ、周囲の街区とのつながりを意識する計画としている。 当街区は再生事業の2街区目の計画である。隣接する3つの街区を一体的に計画し、まちポイントと呼ばれる施設や公園を計画することにより回遊性を持たせた。隣接する公園とつながる提供公園を併設している。エントランスアプローチからは奥の中庭を望み、武蔵野のみどりを感じられる。エントランスでは、光の演出により導く動線計画とした。