品川エリアにある御殿山地区は、歌川広重の名所江戸百景「品川御殿やま」にもあるように江戸時代から桜の名所としても有名なところである。オフィスとホテル・共同住宅の2棟の超高層タワーと低層部に店舗、カフェテラス、教会を持つ複合大規模開発プロジェクトである。事業主にとっては、4年前に竣工したアークヒルズにつづく大規模開発となる。外観は、ウォームグレーの特注タイルや花崗岩を使うと同時に、建物コーナーは柔らかいカーブの表現をほどこし、緑豊かなお屋敷跡にシックな印象をあたえている。二つのタワー頂部にはピラミッドを掲げ、スカイラインに楽しい表情を見せている。インテリアは、大理石、花崗岩の仕上にゴールドの意匠をふんだんにほどこし、豪華さを演出した。