既存総合病院の外来部門を集約した大規模診療所プロジェクトである。櫛形のゾーニングにより、スタッフ・利用者の動線を明快に分離し、診療科毎に4色の色彩を配置し、誘導サインと関連づけた内部空間が特徴である。地域の人々のための医療施設として開かれた存在であることをアピールするために、利用者側のゾーンを総合病院を挟んだ道路側に集約し外壁の北側カーテンウォールからの安定した光を受け透明感あふれるデザインとした。エスカレーター、階段が透明なカーテンウォール越しに総合病院・道路側から望め、内部の動きを感じられる。