1983年に開業した県央地区の中核病院「海老名総合病院」をより広域的な高度医療化サービスに対応する施設にすべく既存の病院に増・改築を行った。開設後20年を超えた既存棟の大部屋のベッド数を減らし、増築棟に個室主体のマタニティセンター、ヘルスサポートセンター、手術センター等を備え機能に特化した施設を構築した。外装は1階を温かみのある色彩のタイル貼とし、上層部は清潔感がありながら冷たさを感じない色彩のタイル貼とした。また、既存病棟と増築棟とはガラスのカーテンウォールの渡り廊下で繋ぎ、外部からもその動きが感じられるようなデザインとした。