eatus新橋

「にぎわい」を見える化した飲食ビル 彫塑的ガラス体×変化するファサード

本計画は新橋駅西口の歓楽街にある狭小敷地での、商業テナントビルの新築計画である。新橋駅西口エリアは再開発計画が予定されるなど、新橋の新たな玄関口としての変革が期待されている。敷地は再開発区域内となる新橋駅と環状2号線をつなぐ都市計画道路に面しており、計画に当たっては将来の再開発計画を見据えつつ、既にある濃密なまちの魅力づくりの一端を担うことを目的として「にぎわいの見える化」に取り組むこととした。建物外観は天空率で導き出された彫塑的フォルムにガラスのファサードを纏わせ、階層を感じさせない様にランダムにサッシを割り付けた。ガラスには半透過のフィルムをリズミカルに配し、多様な夜景演出が可能なLED照明と共に生み出される「変化するファサード」が賑わいを表出する様にした。また外装にテナントサインを組み込むことで彫塑的なフォルムが際立つ、歓楽街にありながら「品格」を感じさせる佇まいを実現した。

竣工年
2018.10
所在地
東京都港区
敷地面積
226㎡
延べ面積
1,495㎡
用途
飲食店舗
階数
B1F/9F
構造
RC・S