アルファリビング紺屋町、紺屋町クリニック

メディカルエコタウンの中核となる ライフケアコンプレックス

住宅・介護・医療施設が複合したメディカル・エコタウンにおいて、その中核施設となる介護医療棟(サ高住+医療施設)の計画である。美術館通りに面するメディカルエコタウンの計画区域は、一部に隣地を挟んだコの字型をしており、敷地は西側の住宅棟敷地と隣地を避けたL型の形状となっている。美術館通りに面する敷地の間口が広くないため、サ高住のアプローチは住宅棟と共有し、通り側は医療系(クリニック・調剤薬局)の専用エントランスとした。これにより住居系施設は通りから引きのある空間を確保し、医療系施設は独立した設えの路面型で利用者に分かり易さと利用し易さを提供した。外観および内観のデザインには、サ高住と住宅棟が共にL型のモチーフを採用して展開し、また外壁の色彩をそれぞれ反転したデザインとの組み合わせによって、各棟が呼応するメディカルエコタウンとしての一体感を創出した。

竣工年
2016.9
所在地
香川県高松市
敷地面積
929㎡
延べ面積
3,707㎡
用途
医療・福祉施設
階数
10F
構造
RC