3つ都市インフラ（首都高速、神田川、中央・総武線）が交錯した特異な場所に建つアイコニックなホテル。
「on/off , your style」をホテルコンセプトに掲げ、新たな利用価値から生まれる新しい宿泊体験が創出される場を目指している。
全84室ある客室は、バイカラーでデザインされ、フロアごとに異なった配色により非日常的な空間を演出した。
ラウンジを最上階に計画することで、東京ならではのダイナミックでユニークなロケーションを誰もが体感できる場とした。

Fueguia　1833の創設者で調香師のジュリアン・ベデルが彼自身が育った南米の家をイメージしてデザインした。

赤土壁のアーチをくぐり、輝くフラスコの林の中から自分の香りを見つけ出す。

衆寮とは禅寺で修行僧が寝泊まりする建物のことである。居室は一人あたりたたみ1畳分のスペースが割り当てられ、最大4人がここで修行を共にする。

建物は桧や漆喰などの天然素材で構成し、無駄を排したシンプルなデザインで修行の場にふさわしい空間とした。

Designed by Julian Bedel, the founder and perfumer of Fueguia 1833, in the image of a South American home where he grew up.

Go through the arches of the red clay wall and discover your scent in the forest of shining flasks.

SHURYO is a building in a Zen temple where ascetic monks sleep.
Each person is assigned a space of the size of a tatami mat,and a maximum of four people train themselves together there.
The building is made of natural materials such as Japanese cypress and plaster,

with a simple design that eliminates waste and makes the space suitable for ascetic training.

横浜市旧南区総合庁舎跡地開発である。
街の拠点施設『トータルライフサポートステーション』として、多目的スタジオやオープンテラス、

子育て世代やシニア世代の生活をサポートする学習教室や医療・福祉施設、スーパーマーケット、スポーツジム等から構成される。
様々な店舗が入る複合施設であるため、色とりどりの広告サインを皿（プレート）にのったコース料理に見立て、華やかさを演出した。
外観デザインにおいても、直線を主体とし、平面や立面にプレート（面構成）を積み重ねた立体的な構成とした。
1階のスーパーマーケットの入り口と2階以上の各店舗への動線を認識しやすくするゲートや、奥まった店舗の視認性を増すための天井面のサインを提案した。

東京下町の路地が連なる街区のなかに、老舗ディスカウントストア「多慶屋」の敷地はある。
従前の店舗は周辺街区に点在しており、路地空間に下町らしい賑わいをつくっていた。

外壁色から「Purple Building」と呼ばれ、インバウンド客にも広く親しまれている。
この個性と魅力を受け継ぐ新しい施設のあり方を考えた。
上野アメ横地域につながる仲御徒町駅側と、地域の人々が集う御徒町公園を繋ぐ街路をMALL空間と見立て、新しい路地空間として演出している。
斜線制限のセットバックで生まれる空間を立体路地とすることで、まちの賑わいを上階につなげるMALL空間としている。

「愛宕地区」は、地区西側は愛宕山、地区東側は愛宕下通りに面し、東京メトロ日比谷線虎ノ門ヒルズ駅や神谷町駅に近傍する交通利便性の高い約0.6haの地区である。

F地区高層棟は、愛宕下通りの高層コーナー部のエッジを曲線とすることで 、 周辺景観に調和したやわらかいフォルムを演出する。

空に溶け込むガラス基調としたファサードは、景観に配慮しながらも柔らかく、都心にふさわしく、ほかには無い存在感を与えるデザインを目指した。

再開発事業では愛宕神社の参道と一体となった地区広場や愛宕山の緑を都市に拡張する緑地などのオープンスペースと建築物の一体的な整備をはじめとし、

愛宕下通りの拡幅整備や愛宕山斜面整備等を行い、都市機能の更新及び居住機能を中心とした土地の高度利用を行う計画である。

Atago area is an approximately 0.6 ha area with convenient access to Toranomon Hills Station and Kamiyacho Station on the Tokyo Metro Hibiya Line, with Mt. Atago on the west side and Atago Shita-dori Avenue on the east side. Area F high-rise building has a curved edge at the corner of Atago Shita-dori Avenue, creating a soft form that harmonizes with the surrounding landscape. The glass part of façade blends in with the sky, and while taking the landscape into consideration, we aimed to create a design that is soft, appropriate for the city center, and gives the building a unique presence. The redevelopment project includes the integrated development of open spaces and buildings, such as a plaza integrated with the approach to Atago Shrine and a green space to extend the greenery of Mt, Atago, as well as the widening of Atago Shita-dori Avenue and the development of the slope of Mt. Atago. This project will bring the renewal of urban functions and the advanced use of land with a focus on residential functions into this area.

本計画地は歴史ある広小路通りの交差点角地に位置し市内繁華街への玄関口と言える立地にある。

外観デザインはその立地であること、プラスチック物流資材メーカーである事業主からの依頼であることを考慮し、

主力商品である「オリコン（折りたたみコンテナー）が積載れた様子」をモチーフにし、 企業認知度のさらなる向上を意図したデザインとしている。

また、交差点に対して外装ラインを緩やかな曲面としたことにより、存在感あるファサードとなった。

JR東京駅から徒歩6分。1階に帰宅困難者一時滞在施設を兼ねたロビー、

2階に宿泊者以外も利用できるラウンジを設けた観光客向け宿泊特化型ホテル。

外観は黒を基調としたリブ型押出成形セメント板とACWを組み合わせた縦協調とし、

細長い外観を活かしつつ濃淡グレ－の色分けにより八重洲通り周辺の落ち着いた雰囲気に馴染むデザインとしている。

国内3店舗目となる香水店。麻布台ヒルズの森に「ツリーハウス」をイメージしてデザインした。

インフュージョンバーを併設、オーナーのデザインしたギターをディスプレイし、これらを通じ様々な価値観の交流を目指した。

This is the third perfume store in Japan. The design was inspired by a ``tree house'' in the forest of Azabudai Hills.

It also has an infusion bar, displays guitars designed by the owner, and aims to promote exchange of various values through interaction.

都心の穏やかな邸宅地、西麻布に建つ全6住戸の集合住宅。厳しい形態規制を生かし、多方面への眺望を意識したボリュームとした。

メゾネット住戸が主タイプであることから、2層で1戸を強調する外装デザインとしている。昨今多様化する家族形態や様々なターゲットに適応できる住戸プランとなっている。

A six-unit residential complex in Nishiazabu, a calm and serene residential area in the center of the city.
Taking advantage of the strict form regulations, the volume was designed with views in multiple directions.
The exterior design emphasizes duplex.
The housing plans were designed to adapt to the recent diversification of family types and various targets.

上海浦東地区の中心区。近代的なオフィスビルが林立している。本プロジェクトはその中のオフィスビルのエントランスロビーの一角にある、僅か100㎡程度のスペースの空間をマッサージ店として利用するためのインテリア設計である。室内を曲線的な腰壁とチェーンカーテンを使い、それぞれの部屋のプライバシーを保ったまま、それらが柔らかく繋がるように配置し、柔らかな広がりを感じられる空間となるように設計した。

Located in the heart of Shanghai's Pudong district, the area is lined with modern office buildings.

This project is the interior design for a massage parlor in a small space of just 100m2, located in a corner of the entrance lobby of one of these office buildings.

The interior is designed with curved waist-high walls and chain curtains,

and the rooms are arranged in a way that they are softly connected while maintaining privacy for each other, creating a space that gives a feeling of soft spaciousness.

バンヤンツリー・東山 京都は、清水寺と高台寺を結ぶ二寧坂、産寧坂の丘陵の先、東山の山腹に位置し、敷地から西方には八坂の塔、その先に京都市内が一望できる。「バンヤンツリーブランドのホテル日本初進出は京都で」というバンヤン・グループの強い想いが込められた、外装、内装のデザインは、「幽玄」をコンセプトに各デザイナーにより立案、当社が設計・監理業務を担当した。施設は、52室の客室、スパ、レストラン、バーなどを有し、エントランス上部の大庇、客室内の浴槽など、内外装に独特で印象的な要素を纏う、京都霊山の静寂の時を感じるラグジュアリーな建築空間となっている。

Banyan Tree Higashiyama Kyoto is located on the Higashiyama hillside at the end of the Ninen-zaka and Sannen-zaka
hillsides that connect Kiyomizu Temple and Kodaiji Temple.
The property overlooks Yasaka-no-to (Pagoda of Yasaka) to the west and the city of Kyoto beyond.

With the Banyan Group's strong desire to "first foray of Banyan Tree brand into Japan to be in Kyoto",
the interior and exterior design was conceived by various designers based on the concept of “yugen”.
IMA was in charge of implementation design and supervision.

The facility consists of 52 guest rooms, a spa, restaurant, and bar.
The luxurious interior and exterior space design of the hotel is unique and impressive,
including the large eaves above the entrance and the bathtubs in the guest rooms that evokes the serene moments of Kyoto's Rozen Mountain.

計画道路、日影規制や絶対高さ制限などの条件に加え、敷地を横断する高圧線による形態への制限、横浜市の条例により定められた自由利用空地の確保等、通常よりも厳しい諸条件の中で計画を行った。外観は計画地に新たに隆起してできた丘をイメージさせるようなアースカラーを基調にした石目調装飾仕上塗材にて、重厚かつリズムカルなデザインとした。
敷地北側の道路に面して、地域に開放する自由利用空地を利用した緑道を、エントランスに導く豊かなアプローチ空間として作り出した。住棟から独立した共用棟には、周辺住民との交流や各種イベントなどの利用方法を想定して、内外一体で使えるよう配慮した大きく開け放つことの出来る全開口サッシを設置し利便性を向上させた。

In addition to the planned road, shading regulations, and absolute height restrictions, the project was planned under more stringent conditions than usual, including restrictions on form due to the high-voltage lines crossing the site and the free-use open space required by Yokohama City ordinances. The exterior of the building was designed to be massive and rhythmical, with a stone-grain decorative finish in earth tones that evoke the image of a newly rising hill on the planned site. Facing the road on the north side of the site, a greenway was created as a rich approach space leading to the entrance, using the free-use vacant lot open to the community. The common-use building, which is independent from the residential building, is designed to be used for various events and interactions with residents in the neighborhood, and all the sash windows can be opened wide enough to be used both inside and outside, improving convenience.

「東京に新しいステージを設けた人達に寄り添う住宅」をコンセプトとして計画された共同住宅である。「ステップ」というデザインキーワードで人々が合流する場所、分岐点になる場所を段状のボリュームで表現した。また弥生町は土器が出土した地域性からアースカラーを基調とした外観とし、鉄道レールをモチーフとした耐候性鋼板等の材料選定や、館名サインをデザインした。