松門寺客殿

緑豊かな中に佇む客殿 座禅会も可能な複合機能

鶴壽山松門寺は、当初は密教のお寺として1487年(延徳元年)に開創され、子安山松門寺と称される。1596年(慶長元年)に寺町に移されて鶴壽山と山号を改め、禅宗の寺院として坐禅の神髄を伝えていくこととなった。江戸時代には幕府から寺領七石の御朱印を拝領した記録もあることから、由緒のある寺であったことがうかがえる。1969年(昭和44年)に、八王子市の区画整理事業に協力し伽藍や500を越える墓地を現在の八王子市片倉の地に移転し、今日に至る。 客殿は、松門寺開創五百年を記念して建設され、緑豊かな環境を活かす計画としている。客殿としての機能に加えて座禅会も可能なように照明計画等を工夫した。

竣工年
1987.6
所在地
東京都八王子市
延べ面積
225㎡
用途
寺院
階数
2F
構造
RC