喜福寺

前衛的なデザインの寺院

東大赤門前にある曹洞宗の古刹喜福寺本堂の改築。戦災で焼失した本堂の再建のため、境内地に分譲高層集合住宅「赤門アビタシオン」を建てて財源とした。本郷通りへは間口6mの参道のみで接し、アプローチを高層住宅と兼用している。本堂は伝統的な形式にとらわれず、前衛的なデザインとなっている。外殻は4本柱のピロティで、玉石打ち込みのマッシブなコンクリートの塊を浮かせた力強い表現とし、内部は洞のような荒々しい内壁、コンクリート打ち放しの格子天井をもったプリミティブな空間としている。

竣工年
1967
所在地
東京都文京区
延べ面積
1,511㎡
用途
寺院
階数
B1F/2F
構造
RC