平城宮遺跡覆屋

遺跡を守る大屋根架構

平城宮内裏の一画に発見された遺構は1952年に特別史跡に指定された。その遺構を26x28mの大スパンの鉄骨架構により保存。軒が深く翼を拡げたような形の大屋根より軽量な幕天井を吊り下げ、断熱と日照を和らげる効果を実現している。数次にわたり設計した各棟を渡り廊下でつなぎデザインの統一性を図っている。現在は「平城宮跡歴史公園」内の「遺構展示館」として当時の状態で保存する「露出展示」という形で資料とともに公開されている。

竣工年
1966
所在地
奈良県奈良市
延べ面積
240㎡
用途
文化財収蔵庫・陳列館
階数
1F
構造
S