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IMA コラム

こちら編集デスク vol.2

カテゴリ: 建築デザイン 作成日:2019年03月07日(木)

2月に刊行された『建築ジャーナル 2月号』は
すでにお読みいただけましたか?
『こちら、編集デスク』2回目は、掲載された作品から
オフィスビル3作品をとりあげます。

 雑誌表紙

 

喜助日本橋室町ビル(2017年竣工)

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中央通りに面して建つテナントオフィスビルです。
地区計画の認定申請により隣地斜線制限の緩和を用い、平面形状を最大に確保する計画としています。
1フロア3テナントの小割オフィス対応が可能となるよう、建築・設備計画を行い
『日本橋から繋がる道路』を模した『格子』を外装・内装のデザインテーマとしています。
外装は周辺建物と差別化を図り、モノトーンを基調とした層をなした格子を表現し、
構造計画では、大地震時における建物余裕度が1.25倍以上確保された安全性の高い計画としています。

 

普門メディアセンター(2018年竣工)

普門夕景

普遍的かつサスティナブルな思想に基づき、時代の流れにとらわれることのない空間づくりを行ない、
「和」をコンセプトに人と自然との関わりを誘発する場、心を育む空間を目指しました。

 

ハウビル西新橋(2016年竣工)

ハビウル 外観全景

先に開通した東京虎ノ門から晴海に伸びる環状二号線、通称「新虎通り」沿いに建つオフィスビルです。
都では環状二号線沿道の開発を促進する地区計画を定め、
多様な機能を備えたにぎわいにあふれた国際性豊かな交流ゾーンを形成することを目標としています。
この建物は地区計画による容積割増制度を活用する第一号案件で、 外観高層部のデザインは透明感のある
シンプルな箱体にこの土地の歴史を表す大名縞(ダイミョウジマ)を模した竪フィンを配し、
上昇感を強調するファサードとしました。外観低層部分は木質系やセラミック系の温かみのある素材を用い、
地区計画が求める沿道のにぎわいやうるおいを演出し、
建物の個性となると共にテナントの個性ともなるようなマテリアルでデザインをしています。

 

なお、この環状二号線沿いについては続々と当社設計の建物が竣工予定です。
その一つ「虎ノ門ビジネスタワー」(2019予定)は新設の東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」に直結する超高層建築で1階には、
晴海(東京オリパラ選手村)方面に向かうBRT(連結二連バス)の発着場を備えた交通結節点の役割を有した複合建築物です。

 

これからも目の離せない環状二号線です。

 

(広報子)