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2013年05月08日(水)
ビスケット

今回の写真はこれ一枚。何でしょうか。大きさ?そうですね、横幅が2cmくらい。厚さ数ミリ。ヒントとしては、食べ物に似ていますが食べられません。

130508.jpg

数か月前、わが事務所の大先輩の建築家への弔問で、記念にと奥様からいただいたものです。彼は六本木ヒルズをはじめ多くの建物を設計するとともに、休日には自宅で様々な家具もつくっていました。事務所にある「各種石のサンプル見本セット」も彼の作品で、自宅の家具はもちろん、若手を自宅に招き一緒に家具をつくり、そのうちの幾つかは現在も若手の自宅で各々の役割を果たしています。

聡明な諸氏はもうお分かりかと思いますが、これは家具製作のパーツです。名前は見た目通り「ビスケット」といいます。海外のDIYの世界では知られたもので、部材の接合部に切り込みを入れ、これを挟んでボンド接合することで、口のあかない強固な「召し合わせ」にすることができる「すぐれ物」です。サイズはいろいろあるようですが、ビニール袋にジャラジャラと入っているさまはまさに「ビスケット」。奥様によると懇意にしているアメリカの建築家から贈ってもらったとのことです。

この「ビスケット」を眺めていると多くのことを思い出します。若いころの彼のスケッチや武勇伝、口ぐせや人柄はもちろん、晩年は車いすにもめげず図面のチェックをしていた姿などなど。これを送った多くの後輩に、「口の開かない」きっちりした仕事を求めているような気持が感じられます。

彼には事務所を超えてクライアント会社にも多くのファンがおり、海外の建築家とも交友が深かったことは言うまでもありません。彼の代表作の「六本木ヒルズ」が10周年を迎えました。これを贈ってくれた建築家も来日し盛大に祝われたようですが、彼も天上から参加したことと思います。


風琴子


 
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