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2012年09月06日(木)
「その椅子、捨てるなら私にください」

事務所の打合せブースで使われていた椅子が壊れ、備品係が処分するのだのいう。
脚の部分には何度も溶接を繰り返した跡があり、限界を迎えていた。

それでもまだ直せば使えるのではないかと思い、頼み込んで引取ることとなった。

早速、修理ができる家具屋を探し始める。
イームズのShell Side Chair
取り扱っている店は数多くあれど、持込みの椅子、ましてやいつどこで製造されたかわからないような椅子1脚を修理してくれる店はなかなか見つからない。

見かねた同僚がある店を紹介してくれた。リペアやカスタムを得意としているという。
HPを見るとその工房には多くのイームズのチェアが並び、張り地の直しや脚の交換によって、椅子が再生されて行く過程を確認することができた。

「脚を直したり、色柄を換えたりして、長く使っていくのは一つの文化です」
そう問いかけているような気がした。

これだと思い連絡をしてみると、壊れた椅子の写真を見てもらっただけで、
「HM社製です。おそらくすぐ直せます。脚の種類を選んでください。」
即答だった。

迷いに迷った結果、エッフェルベースに決めお店に伝えた。
一週間ほどで届き、クリーニングも施された椅子はピカピカになっていた。年月が経っているため新品のような感じはしないが、くたびれた様子には見えない。

修理してくれる店探しに苦労したせいであろうか、この椅子に対する愛着が増していた。

ありきたりの言葉ではあるが、
「古くなったらから捨ててしまうのでなく、いいものは残し、育てながら使っていく。」

下の写真を撮っている時に気が付いたのだが、1989年に購入したという印があった。事務所の先人たちが使っていた椅子が家にあるというのも、ロマンを感じる。

120906_01.JPG

120906_02.JPG

(S.A.)

 
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