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2011年06月23日(木)
IMAアーカイブ-2(1986年編)

久しぶりに「IMAアーカイブ」を。
今回は「弊社の顔」、M氏にインタビューします。
1986年に竣工したアークヒルズについて語っていただきました。

Q1:M氏と言うと「アークヒルズ」からスタートされた印象があります。弊社にとっても初めての大規模な再開発だったと思いますが、どのような苦労がありましたか。

全然知らないんだなあ。僕がアークヒルズを担当したのは現場だけなんだよ。だから設計段階に関しては全然知らないんだよね。

えっ、そうなんですか!企画が流れそうなんですが…。気を取り直して進めます。
まずは苦労話からお願いします。(笑)現場はどのような感じでしたか。

限られた時間内で施主、施工者、他の設計者との調整をしていたから本当に大変だったよ。とにかく変更が多くてかなりの時間を設計変更に費やしたね。設計段階の詳細図はほとんど使い物にならなかった。設計しながら作っていたという感じだったよ。

Q2:現場ではどういう担当でしたか。
僕は高層部の内装担当だったから、建具や内装材の納まりは特に気を使ったね。主だった建具の納まりは今でも覚えているよ。

Q3:アークヒルズで最も気に入っているところはどこですか。

僕はアークヒルズを「仕立ての良いオーソドックスなジャケット」だと思っているんだ。当時はポストモダン全盛期だったけれど、この建物には派手さはなく非常にシンプルだよね。今ポストモダンの建物を見ると古さを感じてしまうけれど、アークヒルズにはそうした古さは感じないと思うんだ。そうした「時を経ても古びない上質さ」が気に入っているんだ。
そして当時は小さかったみどりも大きくなり周辺環境が整ってきて、足元は居心地の良いヒューマンスケールな「街」になっていることも上質さを加えていると思うね。

Q4:先日、アークヒルズ竣工25周年を記念して当時の関係者が集まられたとのことですがどのようなお話がありましたか。

このときに私が「良い施主、良い設計者、良い施工者が集まったから成功しました。」とスピーチしたら、そうではなくて「ケンカもしたけれど仕事を通して『良い仲間になれた』からこそ成功したんだよ。」と言われてなるほどと思ったよ。
当時は我々も施主も初めての試みだったから、すべてを1からやっている感じだった。
だから協力して新しいものを作るんだという熱気があったね。こうして集まるといまでもあの頃を思い出すね。

Q5:アークヒルズは竣工後も様々な改良が加えられ本日を迎えています。本当に今もきれいに維持されていますよね。

アークヒルズに限らずM社は、昔から管理がしっかりしていてメンテナンスを非常に力を入れている。また近年はタウンマネジメントの組織も作ってソフト面にも注力している。そして都市経営という視点で建物を捉えているから、アークヒルズも時間をかけて育てていくという意識が強いんだろうね。そのことが25年たった今でも陳腐化しない街として高い評価を得ているんだと思うよ。
僕はその後の改修にも関わっているから、アークヒルズとともに成長してきたと思うんだ。だから本当に愛着があるんだよね。

私もアークヒルズ改修工事を少しだけ手伝う機会がありましたが、整備され改良を加えながら建物に愛着を持ってもらえることが設計者にとって一番の喜びだと感じました。こうした「幸福な関係」がこれから50年、100年と続いてほしいと思いました。

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(透明な存在)

 
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